<Header>
<Author: 高適>
<Title: 詠史>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 詠史（えいし）>
<BookPage: 189>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
尚有綈袍贈，
應憐范叔寒。
不知天下士，
猶作布衣看。
<End Poem>
<Translation>
須賈はかって罪もない范睢を憎んで、ほとんど死ぬほどの目に合わせたが、それでも久しぶりに出逢って厚い綿入れの絹の上着を出して贈った。それは范叔睢が貧乏くさい見すぼらしい風體をしていたのに同情したのであろう。その相手が今では天下の名士、秦國の大宰相であることも知らず、むかしの無位無官の一平民と思っていたとは、なんと人を見る目のないことではないか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
須賈はかって罪もない范睢を憎んで、ほとんど死ぬほどの目に合わせたが、それでも久しぶりに出逢って厚い綿入れの絹の上着を出して贈った。
それは范叔睢が貧乏くさい見すぼらしい風體をしていたのに同情したのであろう。
その相手が今では天下の名士、秦國の大宰相であることも知らず、
むかしの無位無官の一平民と思っていたとは、なんと人を見る目のないことではないか。
<End Formatted Translation>